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ルドビク・オーベリ

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同胞から刺激を受けたスーパールーキーは虎視眈々

Ludvig Aberg smiling
初のメジャータイトルを目指すルドビグ・オーベリは、全英オープンデビューとなる今大会でその名を歴史に刻みたいと考えている。

24歳のスウェーデン人は、2022年末からわずか2年足らずでワールドランキングを3000位以上も上昇。メジャーにはまだ3試合しか出場していないものの、すでに同ランキングでは4位につけている。

昨秋デビューを飾ったライダーカップで活躍し、4月に挑戦した初のマスターズでも2位に食い込んだ。ゴルフは経験値が必要なスポーツだが、才能があれば経験を十分カバーできることも証明してみせた。

さらに、第152回全英オープンの開催会場、ロイヤルトゥルーンで前回2016年に大会が行われた際には、同胞のヘンリク・ステンソンがフィル・ミケルソンを押さえて勝利を収めている。それだけに、ゴルフ界の新たなスーパースターの一人とも言えるオーベリは、スコットランドに到着した際に気持ちが高揚していたと話す。

「前にも何度か言いましたが、あの日(ステンソンが世界最古のメジャーを制した最終日)はスウェーデンの国民の祝日とすべき」と、ステンソンの歴史的な勝利を振り返る。

「とても素晴らしい日でした。友人と一緒にプレーを見ていたのを鮮明に覚えていますし、ヘンリクがスウェーデンのゴルフに与えた影響を見るのは素晴らしいこと。全英オープンは自国に最も近いメジャーで、成長していく中でより身近に感じるようになりました」

「全英オープンや英国とは深いつながりを感じますし、ここにいるのが大好きです。大会をとても楽しみにしています」

先週行われたスコティッシュオープンでは初日から好調を維持。ルネッサンスクラブでの最終ラウンドには2位以下に2打差のリードを持って臨んだものの、4位タイで大会を終えた。

悔しい思いをしたが、その経験から「逃げずに向き合っている」。オーベルは「プレッシャーを楽しんでいます。だからこそ、これだけの時間をかけてプレーし練習する。(優勝争いの中にいる)その状況にいられることはとてもクールなことです」と笑顔を見せた。

「初めての全英オープンなので水曜日までにすべてを吸収し、初日となる木曜日に良いゴルフをできるように準備を整えたい」

目標はスウェーデン人として2人目の全英オープン制覇。勢いに乗るスーパールーキーに注目が集まる。

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