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B.ホーシェルが首位

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最終日は1打差の2位に6人が並ぶ混戦

第152回全英オープンのムービングデーは劇的な1日となった。最終的にアンダーパーは9人のみとなり、そんな激しい戦いを制して2位以下に1打差で首位に収まったのはビリー・ホーシェルだった。

午後スタート組を待っていたのは、半日に渡る暴風雨。リンクスゴルフの醍醐味とはいえ、選手たちは非常に過酷なコンディションのなかでのプレーを強いられた。特にバックナインは体力を消耗させる劣悪な状況となった。 

しかし37歳の米国人は抜群の集中力を発揮して、強い精神力で戦い抜き、後半インで「37」をマーク。トータル「69」の2アンダー、通算4アンダーでファイナルラウンドを迎える。

ラウンド後のホーシェルは「すごくタフなコンディションでプレーしたジ・オープンの中では、私のベストラウンド」と胸を張った。

2位タイには6選手が並ぶ大混戦だ。中でも粘りを見せたのがジャスティン・ローズ。ホーシェルと同組でスタートし、1番でいきなりボギー。スコアを落とした。その後も苦闘を強いられたが、要所で好ショット、ナイスパットを繰り出して、ホールアウト時には「73」でまとめて、自身の念願ともいえる全英制覇を十分に視野に残して最終日に臨む。

予選会を通過して出場権を勝ち得た43歳のベテランは、「全英は私の夢だ。数年後は誰かに夢になるかもしれないが、今はまだ私の夢。明日はそれを叶える最高のチャンスだ!」と力を込めた。

ローズに並ぶのがメジャーデビューのダニエル・ブラウンとほか4選手。ブラウンは最終18番まで首位に立っていたが、ショットが乱れてダブルボギー。ホーシェルを追う立場となった。

ザンダー・シャウフェレ、ラッセル・ヘンリー、スリストン・ローレンス、サム・バーンズも初のクラレットジャグを虎視眈々と狙っている状況。

上位が団子状態で、最終日も天気は気まぐれになりそうな気配。劇的な展開必至だ。
第152回全英オープン

7月18日(木)~21日(日)

スタート時間