Skip to main content

松山英樹 

/

10度目の全英は不完全燃焼、クラレットジャグは次回に持ち越し

日本人選手として唯一予選通過した松山英樹は、ファイナルラウンドで2バーディ、5ボギーの「74」。通算12オーバーの66位で、自身10度目の全英オープンを終えた。

前半アウトは1番ホールでスコアを落としたものの、すぐに立て直した。3番、短いパー4でバーディを奪い、ロングホールの4番でも連続バーディ。その後もフロントナインはショットとパットがともに安定した。

ショットは、1打目をバンカーに入れたスタートホール以外はフェアウェーを捉え続け、パッティングも過去3日間に比べてタッチが改善された。

スコアを1つ伸ばして後半インに入り、ロイヤルトゥルーンで難易度が最も高い10、11番はパーで乗り切った。しかし12番から2連続ボギーを叩くと、15、16番で再び連続ボギーとしてしまう。「また後半がうまくいかなかった感じです」とうなだれた。バックナインでは「風が前半と真逆になるので、そこの切り替えが難しい。後半パッティングが良くなくなって、それがスコアに直結した」。

前回同コースで大会が行われた2016年は予選落ち。今大会では悪天候に苦しめられながらも、カットラインに滑り込んだ。自身のゴルフに多くを求める松山だけに、納得からはほど遠い4日間だった。

一方で、「予選は通れてよかった。4日間やってみるとこのコースに通用せず、苦しいラウンドが続いた。良いものも多少は出ていると思うので、それを次につなげられば」と前向きを向いた。

すでにマスターズで戴冠した32歳にとって悲願とも言えるクラレットジャグ。喉から手が出るほど欲しい世界最古のメジャー制覇は、来年へと持ち越された。
第153回全英オープン

ポートラッシュ大会 2025年7月13~20日

チケット抽選に申し込む